入管被収容者のための祈り


神様あなたを賛美します。あなたからいただいた数多くの恵のために感謝いたします。
入管に収容され、大きな強いストレスの中で、失望のどん底に落ち、
病気のために苦しみ、家族や友人からひきさかれている皆様をお守りください。
どうぞ主よ、このようなきびしい環境の中にいる皆さんに、
がんばる力と勇気と慰めをお与えください。アーメン (Fr.Michael.Coleman)

2014年8月31日日曜日

今日、マイケル神父様はアイルランドから成田に到着しました。
神父様はとても元気ですので、皆様ご安心ください。

神父様は今週は公務などでとても忙しいようです。
そして、かれは5日の初金曜日のミサで皆様に会えることを楽しみにしています。
(Fran)

2014年8月22日金曜日

21日(木)、
わたしは2人のフィリッピン人と面会しました。
かれらはとても紳士的な人たちでした。

かれらは日本に奥さんと幼い子どもがいるので、
かれらは家族を置いて国に帰ることはできないようです。
かれらは静かにここでの生活に耐えています。

かれらの一人が話しました。
「わたしは神様がとてもやさしく慈しみ深いことを知っています。
神様がいなかったら、わたしは今ここで生きていないと思う。
聖書の言葉にわたしたちは救われています。」

かれは目が悪い(老眼?)ので、
かれはできれば活字の大きな英語の聖書がほしいと言いました。
わたしはそれを何とか捜して差し入れしたいと思います。

わたしは面会を終了してロビーに出ました。
ロビーにはR神父達がいました。
また、そこにはとてもたくさんの差し入れの袋がありました。

わたしたちはいろいろな話をしました。
わたしたちは収容施設内の食堂で600円のランチ(ビュッフェスタイル)を共にしました。
食堂にしても、売店にしても、わたしはここでは値段が高いように思いました。
(Fran)

2014年8月13日水曜日

昨日、
はじめ、わたしは笑顔の素晴らしいタンザニア人のS氏と面会しました。
彼には家族も友人もいないので、だれも面会に来ません。
彼はボロボロのTシャツを着ていました。
そして、いろいろな生活用品もないので、
わたしはなるべく早く差し入れをするつもりです。

彼はいつも聖書を持ち歩いています。
彼はとても小さな字の聖書を得意そうにひろげて、
ニコニコしながらわたしに聖句の説明をしてくれました。
わたしもニコニコしながら聞きました。

それは、とても楽しい時間でした。
ありがとう。

つぎに、わたしはペルー人のD氏と面会しました。
以前の彼は肩がぶつかっただけでも喧嘩をしました。
しかし、彼はここに収容され、はじめて聖書をまじめに読んでいくうちに、
今までの彼自身の生活を後悔して悔い改めました。

今、彼は新しい明るい気持ちで生きています。
彼は神様のすばらしさを皆に伝えたいのです。

彼はある疾病のためにひどく苦しんでいます。
彼はいつも痛み止めを服用しています。
それが体に悪いことも知っていますが、どうしようもありません。
彼は、早く仮放免されれば、病院で手術を受けたいと言っていました。

彼の病気が早く治りますように。
(Fran)

2014年8月5日火曜日

今日も予定外でしたが、
わたしは20人の被収容者に差し入れをしました。

最近は、トルコ国籍のクルド人たちが増えてきています。
かれらは仲間同士のつながりがとても強いです。
かれらは差し入れの手紙の中に同じクルド人たちのリストをたくさん書き込んでいます。

わたしはモロッコ人のL氏と会いました。
もうひとりは都合により来ませんでした。

かれは自分の身の上話を話しました。
かれは日本人の奥さんと結婚して子どももいますが、
いまは離婚して離れ離れです。
子どもと会えないのがとても辛いようです。

そのあと、かれは話を続けました。

人間は体も心もとても弱いものです。
だから、わたしたちは神様にすべてを任せるしかない。
わたしたちはここの収容施設でとても辛く苦しい生活をしている。
わたしたちは”がんばって!”といわれても何のために頑張るのでしょうか。
この中では目的も何もない!

だんだん話をしていくうちに、
彼の顔つきが明るくなりました。
今朝、かれの体温は38度ほどでしたので、
最初はつらそうでした。

さいごに、かれはこう言いました。

今日、神様とわたしとあなたとの間で交わされた”よいことば”は
わたしたちを元気付けてくれる。
(Fran)